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うらつか工房 外観

日田下駄について

大分県の日田市は山々に囲まれ、豊かな森に育まれた盆地です。
なかでも「日田杉」は、地域の産業と人々の暮らしを長く支えてきました。
杉材は用途に応じて使い分けられ、まっすぐに伸びた幹は柱などの建材や家具に、根に近い曲がりのある部分は下駄の木地として活かされてきました。

豊かな森林と木を扱う文化が根づく中で、日田下駄の歴史は江戸時代に始まり、明治・大正期には静岡市(静岡県)、
福山市(広島県)と並び下駄の三大産地の一つとして知られるようになりました。

「日田下駄」とは、日田杉や日田産のヒノキを用い、日田市内の工房で職人が仕上げたものを指します。
森の恵みを暮らしに生かしてきた営みが、180年以上続く日田下駄の歴史を育んできました。

うらつか工房について

うらつか工房は昭和24年(1949年)、下駄の土台となる「木地(きじ)」づくりから歩みを始めました。
創業当時に先代が譲り受けた古い機械は、今も工房の真ん中で現役として働いています。
長年の手入れによって磨かれた鉄の表情、迷いのない力強い動き。そこには、75年以上積み重ねてきたものづくりの時間が刻まれています。

現在、家族で営む小さな工房では、二代目と三代目がともに手を動かし作業に向き合っています。
受け継がれてきた道具と技に支えられながら、一足ずつ丁寧に下駄を仕上げています。
また、下駄づくりの過程で出るおがくずや端材も大切な資源です。
おがくずは牧場の牛たちの寝床に、端材は工事現場の仮設材として用いられるなど、それぞれ別のかたちで活かされています。

木のぬくもりを、現代の暮らしのそばに。

現在は木地づくりから仕上げまでを手がけ、日田杉の軽やかさと温もりをいかした室内履きや、洋服にも合わせやすいヒノキの下駄など、歴史ある日田下駄を日々のスタイルに自然と溶け込むデザインへと仕立てています。
下駄は、木に直接触れながら共に歩く、数少ない道具のひとつです。

時が経ち形が変わっても、「日田の自然や木のぬくもりを足もとに届けたい。」という想いはこれからも変わりません。

企業情報

会社名
うらつか工房(浦塚木工工場)
代表
浦塚 重行
住所
〒877-0083 大分県日田市吹上町3-2
TEL
0973-22-8839
FAX
0973-22-2297
設立
1949年 4月
事業内容
日田下駄の製造、販売